| 艦隊これくしょん -艦これ- | |
|---|---|
| ジャンル | 育成シミュレーション |
| ゲーム | |
| ゲームジャンル | 育成シミュレーションゲーム ブラウザゲーム |
| 対応機種 | Adobe Flash(2013年4月23日 - 2018年8月15日) HTML5 (2018年8月17日 -) Android4.4以上[1] |
| 開発元 | 角川ゲームス(2013年4月23日-2015年半ば) 株式会社C2プレパラート[2] |
| 発売元 | DMM.com |
| プロデューサー | 田中謙介 |
| ディレクター | 田中謙介 |
| キャラクターデザイン | しばふ、しずまよしのり、コニシ ほか |
| メディア | ネットワークダウンロード |
| 発売日 | 2013年4月23日(ブラウザ版) 2016年6月10日(Android版)[3] |
| その他 | Android版はGoogle Play Storeではなく DMM GAMESからダウンロードする、 「野良アプリ」である。 |
| テンプレート - ノート | |
『艦隊これくしょん -艦これ-』(かんたいこれくしょん かんこれ)は、角川ゲームス(2015年頃まで)、「艦これ」運営鎮守府こと株式会社C2プレパラートが開発しDMM.comがブラウザゲームとして配信している育成シミュレーションゲームおよび、そのメディアミックス作品群。
2013年4月23日にブラウザ版のサービスを開始した[4]。動作環境としてサービス開始以降長らくAdobe Flashが用いられていたが、2020年をもってAdobe Flashの開発及びサポートが終了するため[5]、2018年8月15日にFlash版としての「艦隊これくしょん(1期)」が終了し、約2日間のメンテナンス・アップデートでHTML5版に移行され、同年8月17日から「艦隊これくしょん(2期)」がサービスを開始した。[6]。2016年6月10日からは、ブラウザ版とデータが同期するAndroid版を提供している[3][7]。iOSではアプリでの配信を行わず、HTML5化を以って対応した。
公式略称は「艦これ」。表記揺れとして「艦隊これくしょん〜艦これ〜」などがある[注 1]。
2016年2月下旬現在、ブラウザ版における登録や課金サーバーなどのプラットフォーム系以外は全て「「艦これ」運営鎮守府」(運営、株式会社C2プレパラート)が担当している[8][9]。
プレイヤー(ゲーム中では「提督」という位置付け[10])は航空母艦・戦艦・巡洋艦・駆逐艦・潜水艦などの艦艇(軍艦)が女性に擬人化された「艦娘(かんむす)」と呼ばれるキャラクターを集め、1艦隊につき最大6隻[注 2] までの艦隊を編成して敵と戦闘し勝利を目指す。ゲームシステムは、カードゲームとシミュレーションゲームを合わせたものになっている[11][12][13][14][15]。
各艦娘のグラフィックには題材となった艦の艤装など外見的特徴が描き表されており、戦闘に用いられるパラメータにも史実上の海戦で起こった出来事などが簡易的に反映されるものとなっている。艦娘が備える主砲などの兵装も実在の兵装がパラメータ化されている。ゲーム中で出撃する海域の名称は、実在の地名や史実の海戦を想起させる、架空の地名・海戦名になっている[16]。プレイヤーがオンライン接続するゲームサーバの名称は、太平洋戦争期の大日本帝国海軍に実在した鎮守府などから取られており、泊地などの名前も登場する。
ゲームスタート時に1艦の艦娘[注 3]と資材を与えられ、以後は「建造」で新たな艦娘を作る、敵を倒した際にドロップする艦娘を仲間に加えるといった方法で戦力を増やす。入手した艦娘は、敵を倒して経験値を得てレベルを上げる、他の艦娘を合成してステータスを強化する、強い武装を与えるといった方法で育成し、自分だけの艦隊を編成する。レベルが一定値[注 4]に達した艦娘は「改造」することで、さらなる強化をすることができる。改造の際、史実のエピソードを反映して艦種などが変更となる艦娘もいる[注 5]。一部の艦娘は、2段階以上の改造や、異なる仕様へ相互に改造できる「コンバート改装」をすることができる。ただし、一部の艦娘の改造には「改装設計図」や、その他特定のアイテムが必要な者もいる。艦娘のレベル上限は99だが、アイテム(艦娘1艦につき1個必要[注 6])を使うことで、レベル上限を175にすることができる[17][注 7]。このレベル上限を引き上げるシステムを「ケッコンカッコカリ」と呼ぶ[18]。
一部の艦娘は、通常の建造の何倍もの資材を消費する「大型艦建造」でしか入手することができない上、チャレンジしても通常の建造で作れる艦娘がドロップすることも少なくない。そのため、資材などの課金アイテムを過度に購入しないようにとの注意書きが実行前に表示される。
艦娘の建造や修理、運用に必要となる物資として、燃料・弾薬・鋼材・ボーキサイトの4種類のパラメータがある。これらは時間経過により一定限度までは自動的に増加するほか、出撃した先で手に入ったり、「遠征」や課金アイテム購入でも確保できる。装備の開発と艦娘の建造には、これら資源の他に「開発資材」が必要となる。開発資材は時間が経過しても自動的に増加しない。工作艦明石を入手することで、「改修資材」を使用して装備自体を強化する「改修工廠」が使用可能になる。
プレイヤーには、日替わりや週替わりや月替りの「任務(クエスト)」が与えられ、その任務のクリア条件を満たすと燃料・弾薬などのボーナス支給が行われるほか、艦娘やアイテムが支給される、保有できる艦隊が増えるなどの特典がある。
艦娘達はそれぞれ固有の耐久力が設定されており、小破以上でアイコンから黒煙が吹き出し、中破以上の状態になるとグラフィックが変化(服が破ける、艤装が壊れるなど)する。耐久力が0になると「轟沈」してしまい、最期の言葉を残して艦隊から消滅(ロスト)してしまう。轟沈を予防する手段はあるものの、轟沈してしまった艦娘を復活させる手段は存在せず[10]、新たに同種の艦を育てるなどの代替手段しかない。また、轟沈してしまった艦娘が装備していた装備も一緒に消滅する。耐久力は自然回復せず、燃料と鋼材を消費して修理ドックに入渠させることによって回復する。修理には艦娘の損傷具合に応じた時間がかかるが、高速修復材というアイテムを使うことによって時間を短縮することができる。
敵艦隊は「深海棲艦(しんかいせいかん)」と呼ばれる、軍艦や輸送艦などで構成される正体不明の怪物の群れである。その多くは生物からかけ離れた形状をしているが、戦艦や航空母艦などの強力な敵は女性形態となっている。期間限定イベントや一部の高難易度ステージに登場する深海棲艦には、一般的な艦種とは別に「鬼」「姫」「要塞」など特殊な名称が与えられ、登場シーンも通常の敵とは異なるものがあり、片言の人語を話す。艦娘と深海棲艦が戦っている理由も含め、『艦これ』の世界観についてはほとんど明かされておらず[19]、「ストーリーモード」も存在しない[10][20]。
射幸性の高い「ガチャ」と言われるアイテム課金を中心に収益化を図ってきたこれまでのソーシャルゲームとは異なり、ゲーム内での課金が必要な要素は抑え、ゲーム内課金を中心にしつつも出版やグッズ販売などのマルチメディア展開(メディアミックス)によって収益化を図る予定となっている[21][22]。ただし、ブラウザゲーム『艦これ』の開発・運営そのものはゲーム内課金で賄うことを基本としており、実際、2014年8月度では開発運営費の90 %以上はゲーム内課金で成り立っており、メディアミックスからのロイヤリティは10 %未満に留まっている[11][12][13][14][15]。
2013年9月27日に、KADOKAWA取締役の角川歴彦会長は『艦これ』について、出資比率の関係で2013年9月時点では角川グループとしては利益は出ていないこと、角川ゲームスのゲーム『艦これ』に乗る形で角川グループ企業内で小説化やコミック化などの多数の企画が挙がったことなどを述べ、角川会長がいずれやりたいと考えていた「ひとつのIP(知的財産)を使いまわす」ことが『艦これ』で始まりつつあることに期待を持っていると発言している[23]。2016年初頭より角川では「艦これ」推進部という部署を設けたことが明かされている。
DMM.comの亀山敬司会長は出資比率と利益配分に関して、DMM.comが最初に全額を出資し、『艦これ』の利益の全額を得ていると述べている[24]。『艦これ』は2013年11月時点でDMM.comのオンラインゲーム事業の売り上げの3割から4割を占めていると発表されている[25]。日本経済新聞電子版の報道によれば、『艦これ』は2014年6月までの間に70億円の売上高があり、これは開発費の140倍に相当する[26]。「艦隊これくしょん」「艦これ」「艦娘」など『艦これ』に関連する商標は、株式会社DMM.comラボ(DMM.comグループの一社)が保有している。
『艦これ』運営は2013年4月のサービス開始当初、最終的なユーザー数(登録者数)を10万人、DAU(Daily Active Users, 1日あたりの利用者数)を1万5千人[25]から2万人と最大想定していた[19]。サービス開始後、5月までは当初の予想よりも多いが運営の想像の範囲内のユーザー数だった[20]。6月になるとTwitterを介した口コミなどにより、登録者数が運営の想定を超えて増加したため運営は一時的に新規ユーザーの登録をストップした。この時点での登録者数は7万5千人ほど[27]。
2013年7月になると新規登録を再開し、7月中旬には登録者数が20万人を突破した[27]。以降、8月27日発売の雑誌記事では「50万ユーザーを突破」[28]、9月7日掲載のオンライン記事では「登録者数が65万人を突破」「DAUは35万を超えている」[19]、9月19日掲載のオンライン記事では「80万を超えるアカウントと驚異的なアクティブユーザー率」[10]、10月10日掲載のオンライン記事では「ユーザー数100万人を突破」[29]と記載されている。11月中旬時点でのユーザー数は120万人ほどで、DAUは40 %弱(通常時)から50 %弱(イベント時)と発表されている[25]。この成長度は、スマートフォンに対応していない[注 8]ブラウザゲームとしては驚異的なものであるとされている[30]。
2014年9月には登録アカウント数が220万、MAU(Monthly Active Users, 1ヶ月あたりの利用者数)はその40 - 50 %の100万規模、DAUは50万規模(40 - 60万)と発表されている[11][12][13][14][15]。
2013年8月以降、ゲームへの新規登録は抽選となっている[31][32]。同時期に、他者を招待してユーザ登録する「友達紹介」機能が休止され[33]、そのまま2014年7月に正式に廃止された[34]。
| [ヘルプ] |